クリニックの紹介
ご挨拶
理事長ご挨拶
フクイ産婦人科クリニック
理事長 田村正明
2019年フクイ産婦人科クリニックは前身母体である「医療法人福井会」より
「医療法人Reverence for Life」へと円満に継承されました。
「Reverence for Life」は「生命への畏敬」という意味です。
これは「密林の聖者」(仰々しいですね)と呼ばれた医師であり音楽家であったアルベルト・シュヴァイツァー博士の言葉です。法人名で格好つけすぎだと思われるかもしれませんが、せめてシュヴァイツァー博士の半分でも生命に貢献したいとの思いからです。
ただ、やはり法人名としては長すぎましたね。もうちょっと短縮してもよかったかなとも思っています。そうすれば手紙に宛名を記入するのがもう少し楽だったでしょう。
ともかく、私も人の子ですので赤ちゃんの時代がありました。私がまだお腹の中にいた頃、母親がシュヴァイツァー博士の写真を眺めていたというエピソードを何度も聞かされて些かウンザリしていました。それが原因ではないですが、実家のクリニックを継がずに所縁のない伊勢崎の地でフクイ産婦人科を継承しました。自分でも親不孝だなと思います。そこでせめてもの罪滅ぼしにシュヴァイツァー博士の言葉を拝借した次第です。
皆さんが痛みに耐えながら分娩する姿に母もこうやって私を産んだのかなと考えます。当時一人で分娩せざるを得なかった気持ちを今になって理解することができます。激痛と戦う皆さんの姿はあの時の私の母親であり、赤ちゃんはあの時生まれた私自身かもしれません。そういうつもりでいつも一緒に乗り切るお手伝いをしています。(無痛分娩という方法も選べます。)
大きなことをいうつもりはありません。
今後も30年の歴史の中から良いところを残し、不要な点は大胆に改革を続けて次の30年につなげていければいいなぁと考えています。
ただそれだけで一生が終わりそうですが、それを実行することさえ機会に恵まれない人もいるわけですから、与えられたものを最大限活かします。
皆さんの赤ちゃんとお会いできることを楽しみにしています。