フクイ産婦人科クリニック

診療科目

産科

「かかわった全ての患者さんを幸せにする。
そして、なにがあろうと助ける」

いま我々は大きなことに挑んでいます。
一言でも言葉を交わした人、それがたとえオギャーであっても「全員幸せにしたい」。そして、患者さんに何があろうと「絶対に助ける」。それが挑戦する価値のあることだと思っています。


無痛分娩

イメージ:無痛分娩

厚生労働省研究班(代表者 海野信也北里大病院長)の提言を受け当院でも無痛分娩の安全向上を目指すため情報公開を進めています。

当院の過去3年の分娩件数は以下のようになっています。そのうち無痛分娩の実施件数は増加傾向にあります。当院の無痛分娩方法は硬膜外麻酔です。院内のアンケートによれば無痛分娩を受けた方のうち除痛に関して9割以上の方に満足していただいています。無痛分娩実施に際しては事前に担当医師が説明資料を用いた上で同意文書を作成しています。万が一に合併症が起きた場合に備えて無痛分娩に関わる医師、助産師、看護師などの医療スタッフがその他の緊急時対応も含めて毎週1度、主に金曜日の昼休み時間を利用してシミュレーショントレーニングを継続しています。

スタッフ一同、母体と胎児双方の安全を担保した上で快適な分娩、ご家族の心配を最小限にした分娩をお手伝いをさせていただきます。

詳細、疑問点などをお持ちの方は診察の際に担当医におたずねください。

出産までのながれはこちら

はじめに

日本は先進諸国の中で無痛分娩の普及が最も遅れている地域のひとつです。
たとえばアメリカでは約60%の妊婦さんが無痛分娩で出産しますが、残りの40%が帝王切開分娩ですので実質的にはほとんどの分娩が無痛分娩です。これはトレーニングを受けた医療者が適切な管理を行えば、無痛分娩が安全であり、うまれた赤ちゃんも元気だということです。
一方日本では無痛分娩の割合は6.1%だそうです。
当院では半年間の準備期間を設けたあとで、2013年10月より無痛分娩を開始しました。最初は1ヶ月に1名の妊婦さんに施行していましたが、希望者が多くなり結局1年で10%の方が無痛分娩で出産しました。そして今も年間100人以上の妊婦さんが無痛分娩を選択しております。
痛みに極端に弱い方はもちろん、不安感が強い、以前の分娩が痛かった、血圧が高い、リラックスして産みたい方々などに無痛分娩が役立つでしょう。
もちろん安全に無痛分娩を施行する為に全員のご希望に沿えないこともあります。興味がある方はお気軽にスタッフに声をかけてください。

無痛分娩 担当医師

田村正明

  • J-CIMELS ベーシックインストラクター
  • NCPR 新生児蘇生法「専門コースインストラクター」
  • ALSO JAPAN プロバイダー
  • PC3 (Perinatal Critical Care Course) プロバイダー

無痛分娩の診療実績

無痛分娩の診療実績

無痛分娩の方法について

硬膜外麻酔による無痛分娩

一般的に無痛分娩といわれる背中から脊椎(せぼねの近く)の硬膜外腔というスペースに細い管を挿入して、そこから麻酔剤を注入する方法です

  1. 0.08%アナペインとフェンタニル 2μg/ml の溶液(希釈方法は、0.2%アナペイン 20ml+フェ ンタニル 2ml+生理食塩水 28ml、合計 50ml)を PCA ポンプまたはシリンジポンプで注入。
  2. 注入速度は 6-10ml/hr で開始し、最大 14ml/hr まで(それ以上必要なときはカテーテルが硬膜外腔に入っていない)。
  3. 硬膜外無痛分娩中は、絶食、側臥位とし(好きな方を向いて良い)、少なくとも 1.5 時間ごとに効果と副作用の有無を確認する。
    ※特に、カテーテルのくも膜下迷入による下肢運動不能、カテーテル血管内迷入による鎮痛 効果消失や中枢神経症状(前記)、カテーテル神経刺激による放散痛の有無に注意する。
  4. 血圧測定間隔は 15 分ごと。
  5. 3 時間ごとを目安に導尿。
  6. 以下の場合に担当医コール。
    ※痛み、下肢運動不能、低血圧、胎児心拍数異常、そのほか産婦の訴え
硬膜外麻酔と脊椎麻酔を併用する方法 CSE(combined spinal epidural analgesia)
  1. 分娩が既に進行しており、早く作用発現を得たいときに行う。
  2. 分娩があまり進行していない時点で鎮痛リクエストがある場合にも有用。
  3. くも膜下投与麻酔薬は、フェンタニル 0.4ml(20μg)+等比重ブピバカイン 0.5ml(2.5mg)。
    等比重にする理由は、無痛分娩中は側臥位で過ごすため。
  4. 麻酔薬投与後 30 分以内に見られる胎児徐脈に対しては、低血圧と子宮緊張亢進がないことを確認する。

無痛分娩のメリットとデメリット

どのような医療分野にもメリットとデメリットがあります。
無痛分娩も例外ではありません。

メリット
  • 痛みが軽減されることで無駄に力むことが無くなり体力の消耗が少なく済みます。
  • 痛みが軽いと心身ともに緊張がとれて、分娩の進行がスムーズになります。
  • 痛みへの恐怖による力みが軽減されることで会陰が十分に伸び、会陰切開をする確率が減ります。
  • 出産時のストレスが軽減された結果、出産後の母乳の出が良くなることがあります。
  • 母胎の回復が早いので積極的に赤ちゃんをお世話することができます。
  • 途中で帝王切開に切り替える場合には、麻酔薬を追加することによって手術の準備がすみやかにできます。
デメリット
  • 皮膚のかゆみ、頭痛、吐き気、発熱、軽い血圧低下などがありますが、血液低下に関しては、点滴により治療できます。横向きに寝ることによって血圧は下がりにくいことも知られています。
  • また、体がかゆくなることもよくあります。かゆくなる部分は薬剤の種類によって多少違いがありますが、このかゆみは長くとも1時間程度でなくなります。
  • その他、背中の注射した場所にしばらく痛みが残ったり、数日間軽い頭痛を感じたりすることがあります

いずれの副作用も、早期にきちんと対処療法を行えるよう予め準備を整えてあります。
全ての医療行為や分娩進行には急変を伴う場合がありますが、緊急時に備え当院では対応のシミュレーションをしています。
無痛分娩はすべての方が出来るわけではありません。一度ご来院頂き担当医師とご相談ください。

38W計画分娩(原則として月、水、木、金)
緊急無痛としての対応可能(条件が整った場合)

料金
無痛分娩 69,000円
緊急  89,000円


救急トレーニング

当院では、妊産婦に起こる急変に対して確実な初期診療や蘇生のシミュレーション、勉強会を実施しております。周産期医療に携わる医療者であれば誰でも妊産婦の急変に直面する可能性があります。妊産婦急変に必要なスキルをトレーニングするとともに、これらのスキルをもとにシナリオを通して、妊産婦の救命を目指した治療戦略を学習することを目的としています。

画像:救急トレーニング
画像:救急トレーニング

研修について

当院スタッフは各研修に参加しています。

  • J-CIMELS
  • NCPR
  • ALSO JAPAN

産科手術

  • 腹式帝王切開術
  • 子宮頚管縫縮術
  • 子宮内膜掻爬術

高次施設への紹介 母体搬送 新生児搬送

当院は一次医療施設のため主に合併症の無い、あるいは少ない患者さんの診察をおこなっています。快適に過ごしていただくためにスタッフ一同努力をしておりますが、妊娠分娩経過で新たに問題が見つかった場合には止むを得ず二次医療施設や三次医療施設に紹介させていただくことがあります。最後まで一緒にかかわらせていただくのが当院の願いですが、一番大切なのは母体と赤ちゃんの健康だという考えのもと、救急車で母体搬送、新生児搬送を行うことがあります。搬送の際には軽症であっても念のために蘇生法に習熟した助産師あるいは看護師が同乗し、重症の際は責任を持って医師が同乗しますのでご安心ください。


リアルタイム4Dエコー

フクイ産婦人科クリニックでは、リアルタイムで4Dビデオをお撮りしています。

お腹の赤ちゃんのさまざまな動き、表情がわかります。

当クリニックでは全員の方に4Dでビデオをお撮りしています。

当院の4D超音波は、お腹の中の赤ちゃんのさまざまな動きや表情の変化を鮮明にお見せすることができます。

それぞれの週数ごとに撮影して、成長過程を記録していくこともできます。

※紛失の際のデータ補償はいたしかねますのでご了承ください

4D画像イメージ
当院が採用している4D画像イメージ Voluson

栄養指導

当院では、妊娠したお母様と赤ちゃんの栄養を考えることから始まり、出産後も安心して育児を続けられるよう、管理栄養士による栄養相談を行っております。妊娠中、入院中に加え、1ケ月健診や離乳食が始まる頃まで対応しておりますので、気になる事がございましたら是非お越しください。

栄養相談(森永)…お母様と赤ちゃんへの栄養の摂り方、産後の母乳&ミルク・離乳食・おやつの摂り方等の相談、アドバイスを外来の待ち時間に行っております。初産の方、産後の方にはこちらからお声掛けも行っております。

相談日 毎週火曜・木曜(祝日を除く)
時間 10:00~12:00
場所 外来待合室
費用 無料(予約の必要なし)


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